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危険な脳疲労:脳に悪影響な「マイナス思考」と「マルチタスク」 

更新日:2020年11月17日





【マイナス思考とマインドワンダリング】


同じ行動が何度も繰り返されると、神経回路が強くなって常習的な行動(癖) となるように、同じ思考パターンが繰り返されることで、思考も習慣化され、異なるシチュエーションでも同じような思考パターンが繰り返されるようになります。


これはプラスの思考パターンであれば問題ないのですが、マイナス思考の場合は問題となります。マイナス思考は一般的に、生理反応(特に神経系のストレス反応)や行動に影響を与え、それが繰り返されることで悪循環を生み出します


更に、マイナス思考は『マインド・ワンダリング』という「目の前の作業から注意が逸れて心ここにあらずの状態)」に陥りやすくさせ、『デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)』という脳内ネットワークを活性化させます。 

実はこのDMNの活性化があまり好ましくないことで、DMNの活動が増えれば増えるほど、私たちの幸せの度合いは逆に減っていくと言われているのです。


気がつくとあれこれと物思いにふけってしまい、雑念が次々と湧いてきて気持ちが囚われていく........というマインドワンダリングの状態は、実は非常に非効率的な脳の使い方なのです。 そのため、脳の疲労がどんどん蓄積され、DMNの暴走が起こります。その結果、脳は常にイライラするようになり、集中力は衰えて注意が散漫し、記憶力減退、感情コントロール不能という状態にも陥り兼ねません。 更に、DMN の活動が増えることは、不安、うつ、早期認知症、アルツハイマー病との関連さえも指摘されているのです! 




【マルチタスクとDMN】


私たちの脳がリラックスできる条件には、以下の3つの要素が必要であると言われています。

1。一点フォーカスの集中

2。評価や判断、期待のない状態

3。時間(反復、長さ)


そもそも人間の脳は、同時に複数のタスクを上手にこなすようにはできておらず、マルチタスクは脳にとってかなりのストレスになります。マルチタスクは、集中力や生産性を下げ、認知能力や感情コントロール力にも影響を与えることが分かっています。


しかし、テクノロジーの発達によって、複数のタスクを同時に行うことが当たり前になり、多くの人が、無意識のうちに「マルチタスク」を実践しているのではないでしょうか。

例えば、料理をしながらLINEでチャットをする。ネットショッピングをしながらSNSも同時にチェックする。会議の資料を作りながらクライアントからのメールをチェックしつつ、同時に同僚とチャットする、等。


そして大事なのは、複数のことを同時に処理するマルチタスクの場合も、マインドワンダリング同様、デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)を活性させるのです。

前述のように、DMNはエネルギー効率が非常に悪いので、マルチタスクやマインドワンダリングによって多くのエネルギーを使い、それだけ脳を疲れさせ、ストレス反応を誘発します。

あなたの取れない疲れやイライラ、忘れっぽさやうっかりミスの原因は、脳疲労が原因かもしれません。




【脳の疲労の対処法:目の前の1つのことに集中する】


こんな時代だからこそ、脳をなるべく疲労させず、ネガティブ思考にならない方法を知っておく必要があります。


その方法としておすすめるのが、「目の前の一つのことに集中すること」。例えば仕事や家事をするのであれば、その間はスマホはPCは伏せておく。LINEの通知を外して、決めた時間に見るようにする。SNSを見る時間を決める.....等、自分なりのルールを作ることをお勧めします。


また、脳がリラックスできる時間を作る。これは前述しましたが、成果に拘らず、評価や判断もせずに、ありのままの状態を受け入れつつ、一つのことに集中する時間。

つまり、自分の趣味や好きなことに没頭する時間を作ることをお勧めします。ただし成果にこだわるのはNGですよ!


ヨガと瞑想は、脳の疲労に特に有効です。実際、DMNとヨガについての研究もいつくか行われており、ヨガは全体的にDMNの活動を減少させることが分かっています。


集中を促すヨガのシークエンス、左右反対の部位を動かすムーブメント、呼吸法、リストラティブヨガ、マインドフルネス、瞑想などはどれも、脳をリラックスさせ、常習化された思考活動をシフトさせ、集中や異なる思考回路を促すツールとなります。

これらのトレーニングを組み合わせて、反復・継続することによって、ネガティブな思考パターンを手放し、脳をリフレッシュして、新しいプラス思考パターンを常習化することが可能になります! Happy training!

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